ゴルフ

【イマイチゴルフ お楽しみはこれからだ 2】

90を切ることができたものの、その後は92 90 97 92 96 94 97と残念ながらイマイチの結果で昨シーズンは終了しました。今シーズンはぜひ80台を再び、出来れば複数回出したいものです。実は昨年末にゴルフ仲間の薦めもあり、ゴルフクラブの会員権を購入。JGMセベバレステロスゴルフクラブです。今日はセベの練習場で1時間半打ち放題とアプローチ、パットの練習をしてきたところです。広々とした開放感のある練習場、特に隣接のアプローチやバンカー、グリーンで練習できるのは今後のスコアメイクに大いに役立てばと思います。メンバー料金で1時間半500円とお値打ち。
読書三昧

【おすすめ書籍 19】川本三郎『映画のメリーゴーラウンド』(文藝春秋)

ヤンキース、ミッキー・マントルの話から『グリーンブック』・『カーネギーホール』に繋がり、チャイコフスキーの話に。一本の映画作品のちょっとしたディテールから連想ゲームのように別の映画作品につなげていく、著者ならではの映画エッセイです。映画の愉しみ方はこうありたい、と感心することしきりです。
ゴルフ

【イマイチゴルフ お楽しみはこれからだ 1】

ゴルフを始めて15年を超えながら、なかなか80台を出すことができずにいましたが、昨年の6月に吉見ゴルフ場でようやく「87」を記録しました。いつもイマイチのショットやアプローチの連続で反省のラウンドが多かったのですが、この日ばかりは会心のショット、お褒めのアプローチで自己ベストを更新することができたのです。(記念のボールはもちろん部屋に飾っています。)
読書三昧

【おすすめ書籍 18】稲田豊史『映画を早送りで観る人たち』(光文社新書)

2時間の映画を倍速視聴する人がZ世代の若い人に限らずなぜ増えているのか、著者は取材を進める。ネットフリックスやYouTubeの配信サービスが膨大な量の動画の視聴を可能にし、倍速視聴で効率良く話題作や推しの作品に出会う習慣はSNSとも連動し、今日的ではある。映画好き・本好きの者として気になるのは、映画評論や書評について。映画や本のちょっとしたディテールを愉しむことを彼らは放棄しているのだろうか。
読書三昧

【おすすめ書籍 17】原田ひ香『古本食堂』(角川春樹事務所)

『三千円の使いかた』(中公文庫)が50万部超のベストセラーとなり、いま最も勢いを感じる原田ひ香の作品。神保町の「鷹島古書店」が舞台です。本の街神保町界隈に通い始めて40年になりますが、本書で初めて知るところも多く、これからもまだまだ神保町を愉しめそうです。食べ物と同様に登場する人物も書物も滋味豊かで、鞄の中に入れておきたくなる一冊です。
読書三昧

【おすすめ書籍 16】黒川祐次『物語 ウクライナの歴史』(中公新書)

副題は「ヨーロッパ最後の大国」。著者はウクライナが中・長期的に見て、大国になる潜在力があると指摘しています。面積や人口規模に加えて、ヨーロッパの穀倉とも呼ばれる農業国でありながら、工業・科学技術面でも国民の教育水準の高さによる成長性を評価しています。地政学的にも重要な位置にあることは歴史が証明しており、ロシアがなぜ潜在力のあるウクライナを影響下に置こうとするのか、知ることができる一冊です。
読書三昧

【おすすめ書籍 15】鳥越規央『統計学が見つけた 野球の真理』(講談社ブルーバックス)

著者は統計学的手法で選手を評価するセイバーメトリクスの第一人者です。OPS、UZRなどの指標の設計思想や定義を解説しつつ、日本のプロ野球NPBのデータを駆使して、往年の選手や昨年の各チームを独自に分析します。2021年シーズンの鈴木誠也、源田壮亮等のプレーがいかに価値が高いものだったかを明らかにします。本場米国でビル・ジェームズがセイバーメトリクスを唱えて45年。野球は進化し続けています。
読書三昧

【おすすめ書籍 14】原田マハ ヤマザキマリ『妄想美術館』(SB新書)

マハ&マリ。お気に入りの美術館や企画、未完の絵画の魅力などが縦横無尽に語られ、いつしか二人がダブル館長だったら、あるいは二人それぞれが一人館長だったら、こんな美術館があったなら!と妄想が膨らみます。ヤマザキマリが偏愛する、ルネサンス期の三大巨匠に隠れたアーティストの作品に注目です。絵画の見方が確実に変わります。
読書三昧

【おすすめ書籍 13】池上俊一『ヨーロッパ史入門』(岩波ジュニア新書)

欧米人を理解するには、背骨である「ギリシャ神話」と「キリスト教」の知識が不可欠であることを以前学んだ。本書の池上先生によると、ヨーロッパが形成されるには、「キリスト教の霊性」「ギリシャ・ローマの理知」に加えて「ゲルマンの習俗」そして「ケルトの夢想」の4つの大きな構成要素が必要だった、と考察している。古代から絶対王政全盛期までが本書で、革命の18世紀以降現代までが次作の全2冊構成。
読書三昧

【おすすめ書籍 12】國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)

人生を楽しむためにはどうしたら良いのだろうか。著者はラッセル、スピノザ、ハイデガーなど先人たちの叡智を読み解きながら、「暇」を得た時に「退屈」しなくてもいい人間のあり方について思索を巡らす。とりわけ英国の19世紀のデザイナーであるウィリアム・モリスの思想に対する著者の解説に得心がいく人は多いに違いない。大学生や還暦を迎えた中高年の方々に読んでいただきたい一冊。