読書三昧

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【おすすめ書籍 2】北村紗衣『批評の教室』(ちくま新書)

単行本では『取材・執筆・推敲』、新書では本書のほかに『ライティングの哲学』『知的文章術入門』など書くことをテーマにした書籍が刊行され、豊作が続いています。本書の副題は「チョウのように読み、ハチのように書く」。フットワークや調査力を駆使してその作品を精読し、切れ味鋭く書いて楽しむということが批評である、と著者は説いています。
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【おすすめ書籍 1】和田誠 平野レミ『旅の絵日記』(中公文庫)

和田誠・平野レミ夫妻と二人の息子が1989年の夏に、フランス~スペイン~イタリアの各地をクルマでのんびりと巡る。風景や街並みなど父の作品に加え、息子たちの絵も愉しめます。またご当地の料理やワインの記述も多く、本書で素敵な旅を味わってください。2019年に和田誠は83歳で亡くなりましたが、2021年には「和田誠展」が開催、代表作『お楽しみはこれからだ』も国書刊行会から復刊とファンには嬉しい企画が続いています。