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【コラム 7】「歴史は繰り返さないが韻を踏む」磯田道史氏の言葉から

2024年5月4日の朝のNHK番組「インタビュー ここから」をたまたま見ていたら、この言葉に出会った。番組内で歴史学者の磯田道史氏が歴史について語ったことのひとつ。大地震や災害、事件などは歴史を繙くと、過去にも大地震や事件が起きているが、全く同じものが繰り返されているわけではなく、らせん状に戻りつつ、少し位相を変えたものとして起きていると説いている。らせん状に位相を変えて、ということを韻を踏むという独特の表現を使っているところが面白い。
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【コラム 6】神学者ニーバーの言葉を知る

2024年元日の朝日新聞。恒例の出版社の広告をはじめ、時間をかけて記事を読んで年の初めを実感できます。オピニオン欄「解なき今を照らすために」は黒柳徹子さんへのインタビュー記事です。トモエ学園での校長先生からの「君は本当は良い子なんだよ」の言葉に救われ、それから変わらずに生きてこられたことへの感謝の気持ちがまずは伝わってきます。そして原爆投下という痛ましい経験から戦後の平和主義を個人でも貫いてきた黒柳徹子さんは、アメリカの神学者ニーバーによる次の言葉を紹介します。ご存じですか。
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【コラム 5】〈VIVANT〉の言葉から

TBS日曜劇場〈VIVANT〉は、最終回の世帯視聴率が19.4%と好調に終了した。このドラマほど「考察」がネットニュースやSNSに次々と流れたものは他に類を見ない。今年の流行語大賞は「VIVANT」「考察」で決まりのようだ。
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【コラム 4】共助資本主義とは 経済同友会代表幹事新浪剛史氏の言葉より

先日のNHKおはよう日本のおはBizコーナーで「共助資本主義」という言葉を知った。木曜・金曜担当の神子田キャスターが経済同友会の新しく代表幹事になるサントリーHDの新浪剛史氏に取材し、その抱負を語った中で出てきた言葉であった。
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【コラム 3】政治はやってほしい(青木理氏の言葉より)

日曜日の朝のTBS番組といえば「時事放談」という年代は、高齢者に属するのだろう。昭和5年生まれの亡き父が毎週楽しみに見ていた記憶は鮮明だ。いまは同局の「サンデーモーニング」を欠かさず見ることにしている。「サンデーモーニング」といえば、当時の安倍首相ら官邸が総務省(当時高市大臣)に対して意見が偏っていると具体的に名前が出た番組である。この番組を自民党議員の多くは残念ながら見ていないのかもしれない。3月26日(日)の放送では「袴田事件」にみられる冤罪の危険性について語ったジャーナリストの青木理氏の言葉に注目したい。
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【コラム 2】WBC優勝に導いた言葉の力

人を鼓舞する言葉の力にこんなにも感動を覚えたことはいままでになかった。連日の痺れる試合でも、声掛けやパフォーマンスが人を勇気づけるものだと目の当たりにした時、侍ジャパンが世界一の侍になれたことが腑に落ちた。
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【コラム 1】週休3日で「潤沢さ」を享受

斎藤幸平氏の『人新世の「資本論」』は刺激的な一冊である。晩年のマルクスの思考・思想を研究し、その全体像に迫る著者ならではの切り口で現代の気候変動と資本主義の関連について言及し、新たな社会システムの転換を提言している。気候変動の課題を解決し、世界で豊かさを享受する社会にするには、マルクスの『資本論』を解説しながら、1%の富裕層による資本主義社会から、脱成長コミュニズムへの転換が必要だと99%の市民に訴えている。