テレビ朝日「博士ちゃん」でサグラダ・ファミリア特番が2回放映されましたので、ご覧になった方も多いことでしょう。番組内の芦田愛菜さんによる著者外尾悦郎氏へのインタビューも素晴らしく、本書を読むきっかけになりました。
「石の聖書」とも形容されるサグラダ・ファミリア贖罪聖堂の見どころを本書で再確認していきましょう。
①「生誕の門」はアントニオ・ガウディが1893年に着工し、著者が15体の天使像を制作したことで完成しています。15体の天使像の最初の1体がハーブを奏でる天使像。
②生誕の門を支えている2本の柱のを背負うように「ウミガメ・ヤマガメ」が彫られています。これは柱の台座だけではなく雨樋の役目も果たしているのです。
③職人たちの紋章が要石に彫られています。そこにはJMJ(イエス・マリア・ヨセフ)の三文字が。
④内戦で破壊されたロザリオの間を修復した著者は、「爆弾を持った若者」と「祈る少女」の二体の彫刻にガウディがどのようなメッセージを込めたかを、その強固な意志を感じ続けています。
⑤生誕の門の天地左右の中央にJHS(救世主イエス)の文字。その上にぺりかんの親子の像があります。「母ぺりかんは食べ物がない子ぺりかんのために自分のお腹を裂いて血を飲ませる」という母の愛情を伝えています。またこの像は近くからは良く見えず、離れたところからわかる仕掛けにもなっているところも感慨深いものです。
⑥聖堂は逆さ吊り実験に基づく、天に引っ張られる構造になっているため、建物を補強するための厚い壁が不要であるところが大きな特徴です。


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