【おすすめ書籍 8】原田マハ『常設展示室』(新潮文庫)

読書三昧

美術館において企画展が非日常だとすれば、常設展示室は日常と言えよう。日常生活で誰しもに起きそうな出来事を描きつつ、それぞれの常設展示室のアート作品がその人に彩りを添えていく。本書は短編小説集で、連作短編も一部愉しめたところもあり、ぜひ続編を期待したい。解説の上白石萌音のコメント通り、美術館巡りに忙しくなりそうだ。

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