【おすすめ書籍 46】村上靖彦『客観性の落とし穴』(ちくまプリマ―新書)

読書三昧

客観性や数値、生産性が支配する社会で、もう少し生きやすくなるために視点を変える思考法とは。著者が調査している医療福祉現場では、客観性ではなく生々しい経験の個別性が持つ真理が他の誰にとっても真理で、個別の経験の内側に視点をとる営みを重視しています。個別の経験を尊重することはあらゆる人を尊重することを意味し、誰も取り残されない世界を目指すことになります。

コメント