【おすすめ書籍 20】エマニュエル・トッド『第三次世界大戦はもう始まっている』(文春新書)

読書三昧

ウクライナは「核家族」社会で、欧米のように個人主義、自由主義を重んじるのに対して、ロシアは「共同体家族」の社会で、権威主義を重んじており、ウクライナは家族システム的に西側である、と著者は見ています。またロシアによるウクライナ侵攻に対する世界各国の反応を分類した地図が、研究テーマである「家族システム」からみた世界地図と酷似しているなど、人類学的視点が興味深い一冊です。 [訳]大野舞

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