【おすすめ書籍 16】黒川祐次『物語 ウクライナの歴史』(中公新書)

読書三昧

副題は「ヨーロッパ最後の大国」。著者はウクライナが中・長期的に見て、大国になる潜在力があると指摘しています。面積や人口規模に加えて、ヨーロッパの穀倉とも呼ばれる農業国でありながら、工業・科学技術面でも国民の教育水準の高さによる成長性を評価しています。地政学的にも重要な位置にあることは歴史が証明しており、ロシアがなぜ潜在力のあるウクライナを影響下に置こうとするのか、知ることができる一冊です。

コメント